「倫理に出会って」をお届けします No.18
現在、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)予防のため、活動を休止しております。
この未曽有の危機の今こそ倫理が必要ではありますが、なかなか集うことができず、
皆様に倫理の良さをご理解いただく機会がないのが現状です。
そこで皆様に少しでも倫理に触れていただくために
倫理体験をこのホームページに掲載しております。
有志による寄稿となります。
掲載は不定期となりますこと、ご了承くださいませ。
第18回は一関市倫理法人会 佐藤奈保美専任幹事です。
私は、倫理法人会に入会して10年が経ちました。
3年前まではスリーピー(※1)で、入会当初一度か二度モーニングセミナーに出席したきり、
数年が経ってしまいました。
会社を興し、数年間は勢いで従業員もついてきてくれましたが、やがて息切れがしてくると
業績も同時に下がるという厳しい経験をいたしました。
そのような時、姉の誘いにより再度参加してみることにいたしました。
モーニングセミナーは楽しく参加させていただきましたが、それでも、まだ自分の中で行動に移すだけの
理解が得られずにおりました。
倫理指導を受けるものの、その実践もままならず、だらしない自分がいるだけです。
当然会社もよくなるはずがありません。
どのようにしたらいいのか暗中模索の状態のなか、岩手倫理経営塾が開塾され、
第二期に参加させていただくこととなりました。
塾での学びや富士高原研修所での研修へ参加させていただき、講師陣、卒塾生の皆様方には
並々ならないお世話をいただきました。
会社の倒産は、社長の心が折れるから会社が倒産するのだと教えていただきました。
「理念経営をしなさい」と教えていただき、家族への感謝、従業員への感謝、人とのかかわり方など
この年齢になりようやく気付きをあたえていただきました。
私一人では経営理念もできませんでした。独りよがりの理念では、従業員の心に響かないものでした。
なかなかできず頭を抱えておりましたところアドバイスをいただきようやく完成しました。
すると自分の中に変化がありました。
この理念に沿って従業員と話をすることができるようになると、従業員も変わってきました。
これまでモヤモヤしていた私の気持ちも前向きに考えられるようになりました。
コロナのおかげで経営は以前に増して大変苦しくなりましたが、コロナのおかげで自分の時間を持ち、
できなかったことにチャレンジすることもできました。
苦難福門になるよう心即太陽より、
「うまく行かぬから、望みを失うのではない。望みをなくするから、崩れて行くのである。」
という言葉を支えに前を向いていきたいと思います。
倫理に出会い、倫理の皆様方にお世話になり、こんなにも深くかかわって親身になっていただき、
感謝以外ありません。
倫理と出会い、岩手倫理経営塾に入塾し、皆様方にお会いすることがなければ
私は今も暗中模索、五里霧中だったと思います。
心より感謝申し上げます。
一関市倫理法人会
専任幹事 佐藤奈保美
※1
スリーピー…
英語の「sleepy(眠っているかのような)」から、多忙や時間が合わないなどの理由により
モーニングセミナー等の倫理法人会活動への積極的参加ができないかたのこと。
スリーピー会員のかたでも『職場の教養』を使った活力朝礼を実施していたり、
年に一度の倫理経営講演会へ足を運んでくださるかたも少なからずいらっしゃいます。